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日本調剤の学術発表レポート 日本薬局学会にて地域医療の取り組みを発信
「今、果たすべき保険薬局の使命 (副題:地域医療の実践~平和宣言都市 広島からの決意)」をテーマとして開催された、第8回日本薬局学会学術総会(11月23日~24日、広島国際会議場・広島県広島市)では、3演題を発表しました。
口頭発表では、「トレーシングレポートを用いた医療連携の有用性について」と題し、日本調剤旭川薬局で取り組んでいる患者情報のフィードバック方法とその効果について発表しました。日本調剤旭川薬局では2013年10月の開局以来、より適正な薬物治療を実践するためにトレーシングレポートを用いて病院薬剤部との連携を推進し、積極的な運用を行っています。トレーシングレポートとは、薬局で聞きとった患者情報のうちフィードバックすべきと判断した情報を、薬剤師が処方医へ伝達する仕組みであり、外来患者の薬物治療を成功させるための一つの有効なツールであることが今回の調査からも示されました。
また、「服薬指導」「セルフメディケーション」をテーマとし、以下の2演題をポスター発表しました。
○テーマ
ダビガトランの消化器系副作用(Dyspepsia)に対する薬剤師の服薬指導の影響
○発表内容
ダビガトランは他の抗凝固剤に比較して消化器系副作用(Dyspepsia)の発現が多いと指摘されています。ダビガトランのDyspepsiaに対する薬剤師の服薬指導の影響を検討しました。
○テーマ
足のむくみに対する赤ブドウ葉乾燥エキス製剤の効果検証
○発表内容
西洋ハーブでは国内初の一般用医薬品として発売された、赤ブドウ葉乾燥エキス製剤について、日本調剤の職員およびその家族を対象に、効果検証を行いました。
今後も、地域の中で求められる調剤薬局の役割を果たし、その存在意義を高めるべく、薬局現場で得られた知見やデータを積極的に発信すると同時に、研究成果に基づく薬局現場における実践により、その成果を患者さまへ還元していきたいと考えています。
●日本調剤の学術発表 (http://www.nicho.co.jp/corporate/business/academic/)
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