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2016-08-18 16:38:55 医療

日本調剤 2016年「在宅医療集合研修」がスタート 今年のテーマは「在宅緩和ケア」 ~在宅医療にしっかりと対応できる薬剤師の育成を目指して~

 近年急速にニーズが高まりつつある在宅医療。日本調剤では調剤薬局企業として社会の要請に応えるべく、積極的に在宅医療に取り組んでおります。その成果の現れとして、薬剤師による訪問服薬指導実績は全調剤薬局店舗の95%を超えるほどになっています。

 また在宅医療にしっかりと対応できる薬剤師育成も重視しており、2013年から現場の薬剤師を対象として全国各地域で在宅集合研修を実施しています。これまでの過去3回の集合研修では、「フィジカルアセスメント・簡易懸濁法」「経腸経管栄養法」、「在宅中心静脈栄養法(HPN)」など、在宅医療の現場で求められる実践的な知識の習得を図ってきました。

 4回目となる日本調剤の在宅集合研修。今年のテーマは「在宅緩和ケア」です。これは、患者さまの“身体的”な苦痛だけでなく、“精神・心理的”苦痛も含めたあらゆる苦痛(全人的苦痛)を和らげて、患者さまのQOL(生活の質)を改善するものです。患者さまのみならず、患者さまをサポートするご家族の心のケアも含むものであり、重篤な疾患や抗がん剤投与などで課題となる患者さまの抱える「痛み」に対するケアについて理解を深め、薬剤師がしっかりと患者さまを支える存在となるべく、今回このテーマが選ばれました。
 
 今回の研修では2部構成となっており、前半では、緩和ケアの基本となる痛みの特性や各種薬物療法について講義形式で学習し、薬学的知識の習得、確認を行います。後半では、グループに分かれて、患者さまが使用することがある、疼痛(とうつう)緩和のための持続皮下投与に使用する医療機器を実際に手にとり、薬液を注入ポンプに充填する方法について実践的に学びます。
 本研修は全国17ヶ所で21回開催し、全都道府県にある当社薬局の管理薬剤師ほか約600人の薬剤師が受講予定です。
 日本調剤では、今後も調剤薬局の期待される役割として、地域における「在宅医療」に十分に応えられる薬剤師の育成に注力していきます。
 

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