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2014-01-29 16:48:36 医療

鳥取大学医学部と共同開発、世界初注1)X線CTスキャンでの排尿拡散撮影

当社と鳥取大学医学部附属病院 形成外科長 中山敏准教授(診療教授)注2)は、「男性がおむつを着用した際に発生しやすい尿の前モレ注3)」のメカニズムについて、平成22年10月より調査・研究を行ってきました。その結果、従来は陰茎の位置により排尿位置が変化することが前モレの原因であると考えられていましたが、陰嚢が尿の後方への拡散を阻害していることが主要因である、という知見を得ました。この知見に基づき開発された『アテントSケア長時間安心パッド ダブルブロックタイプ』は、股間部に吸収スペースを確保しスピーディーに排尿を拡散させることで、尿を効率よく吸収できモレを防ぐ構造となっています。事前のモニター調査では、従来品と比較してインナー外への尿モレ率が半減し、「尿とりパッド外へのモレが減った。」「装着しやすい。」「パッド1枚で吸収しコストダウンにつながった。」と非常に高い評価を頂いています。(当社調べ)尚、今回世界で初めてX線CTスキャン(コンピューター断層撮影)を用いたパッドを人体モデルに装着した状態で排尿拡散状況を撮影注4)することにより、本商品が「尿を効率よく吸収し、モレを防ぐ構造」となっている事が証明されました。

注1) :平成26年1月現在。当社調べ。
注2):中山敏 准教授は、褥瘡対策委員長として‘床ずれ’対策に長年従事し、‘床ずれ’の予防・治療・再発防止に貢献してきました。この中で、床ずれ対策におけるおむつの重要性に着目し、この共同開発を成功させました。また、中山准教授は、厚生労働省の承認のもと、乳がん手術で変形した乳房に対する再生医療「脂肪組織由来幹細胞移植」の臨床研究を実施し、様々な発想を武器に、鳥取大学医学部附属病院 次世代高度医療推進センター 副センター長として活躍されています。
注3):モレが発生する割合は男性が女性よりも約1.5倍高いことが知られ、特に男性の尿の前モレを防ぐのは難しく、従来は、装着者がパッドを男性の陰茎に巻き付けたり、何枚もパッドを重ねるといった対応が取られていました。
注4):撮影データを基に、コンピューター処理により作成された四次元画像(動画)により、ビジュアルに、人体モデルに装着した状態での排尿拡散状況をみることができます。

《商品特長》
1.ダブル立体ギャザー&拡散ポケット

●排尿をしっかりキャッチする「内側立体ギャザー」とモレをストップする「外側立体ギャザー」、「ダブル立体ギャザー」でモレをブロックします。
●「拡散ポケット」で股間部の吸収スペースを確保して、尿を素早くサッと拡散します。

2.おむつによる肌刺激の低減
●素材はやわらかく、ざらつき感がないものを採用しています。

3.装着しやすい工夫
●正しくあてる目安となるセンターラインに矢印のデザインを入れています。センターラインの矢印の先端は、前側(おなか側)を示しています。

※関連特許を4件出願中

《商品概要》
■商品名:『アテント Sケア長時間安心パッド ダブルブロックタイプ』(業務用)
■発売時期:2014年3月21日(金)
■発売地区:全国の病院・施設等業務用ルート向け
■商品規格:パック入数 36枚
■希望小売価格(税別):オープン

なお、本商品に関する共同開発研究の研究成果等につきましては、以下の通り、鳥取大学医学部において、記者会見が行われます。
日時 : 2014年1月30日(木) 13:00~
場所 : 鳥取大学医学部附属病院 (鳥取県米子市西町36−1)

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